東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。

●ひとり時間にアート●ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション(人形町・水天宮前):瞳に映るファンファーレ

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間の楽しみ方を模索しています。

 


先日は銅版画家の

浜口陽三氏の作品を展示する

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

に行ってきました。

hitorijikan-nico2.hatenablog.com


ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

2022年 秋の展覧会

ー銅版画と木版画の饗宴ー

瞳に映る

ファンファーレ

(2022年10月29日~2023年1月29日まで)

 

nico's favorite points●
●「カラーメゾチント」という銅版画の一種について知れる
●浜口氏はカラーメゾチントの独自の方法を確立
●静かにゆっくりと鑑賞できる
●カフェのスイーツが美味しい
日本橋人形町など近隣に立ち寄れるスポットが多い


 

こちらも「ぐるっとパス」の

対象施設でパスがあれば入場無料です。

FYI:ぐるっとパス 2022」は2,500円で最初の利用日から2か月間有効のQRコードチケット。東京を中心に約100の美術館・博物館などの施設に無料/割引価格で入場可能。販売期間は2023年1月31日まで。詳細はこちらをご覧ください。

 

銅版画と木版画の饗宴

ということで、

浜口陽三の銅版画と

川瀬巴水をはじめとした新版画

が展示されていました。

 

浜口氏の銅版画作品と言えば、

カラーメゾチントという

元々モノクロであった

メゾチントという版画技法に

カラー表現を確立した技法

使っています。

 

新版画

浮世絵の技法を汲みつつ

近代日本の絵画の美意識を盛り込み、

明治・大正・昭和初期

発達を遂げた木版画だそうです。

 

こちらの展覧会では

詩を学ぶ大学生や卒業生の集まり

インカレポエトリ」によって、

展示作品を題材とした

詩も書かれています。

musee-hamaguchiyozo-yamasa-collection-2022autumncolleciton-poet

《ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション:展示作品を題材にしたインカレポエトリによる詩集》©nico

版画作品に応じて

書かれた詩が面白くて

見入ってしまいました。

 

こちらの展覧会は

来年1月29日まで

開催されています。

 


●Information●

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
●電話:03-3665-0251
●住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
●交通:東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅徒歩1分、東京メトロ日比谷線人形町」駅徒歩8分、都営浅草線人形町」駅徒歩10分
●開館時間:平日11:00 -17:00、土・日・祝10:00 -17:00(入館は閉館の30分前まで)
●定休日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、夏期、展示替え及び特別整理期間
●開館時間・定休日などは変更となる場合がありますので、詳細は施設にご確認ください。

 


nico's memo:

戦後の美術の出発
昭和20年(1945)に第二次世界大戦終戦となる。廃墟となり貧窮となった生活の中で、美術団体や美術雑誌が復活。自らの戦争体験と向き合うことから出発した芸術家も多い。しかし、1950年代に入ると新しい表現を模索する芸術家たちが現れる。そのような中で、まず国際化の流れが現れたのが版画の世界であった。昭和31年(1956)、第28回ヴェネツィアビエンナーレで版画部門のグランプリに輝いた棟方志功をはじめ、浜口陽三らが海外で相次いで受賞。浜口陽三は昭和32年(1957)にサンパウロビエンナーレ版画国際部門で最優秀賞受賞。
ビエンナーレ
「2年ごと」の意で1年おきに定期開催される展覧会のこと。1895年に創設されたヴェネツィアビエンナーレがもっとも古い歴史を持つ。第二次世界大戦後、各国の芸術家の交流を通して同時代美術の方向を提起する試みとして、いくつかの国際美術展が発足。1951年に創設されたサンパウロビエンナーレベネツィアと並ぶ二大ビエンナーレとして交互に開催され現代美術の動向に大きな影響を与える。

参照:「西洋・日本美術史の基本」、「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」、「コトバンク

●近隣情報●

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●参考情報●

www.yamasa.com

www.rekibun.or.jp

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