東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。

●ひとり時間に参拝●根津神社:江戸の神社建築としては最大規模

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間の楽しみ方を模索しています。

 

先日、根津~千駄木エリアを散策し、

根津神社を参拝しました。

 

都心の神社は現代風に

建て替えられていたり、

ビルに囲まれたような

場所もあったりしますが、

根津神社は境内も広く

自然も豊かな神社でした。

 

また、江戸の建築物が現存し、

江戸時代の名残を感じられます。


根津神社

nico's favorite points●
東京十社の一つ
●約1900年前に創建された古社
千駄木から遷座された現在の場所は6代将軍・徳川家宣の生誕地
●国指定の重要文化財あり
●自然も多い癒しスポット

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根津神社:表参道入口》©nico

根津神社

東京十社の一つです。

 

社伝によると、

およそ1900年前に

日本武尊

ヤマトタケルノミコト)が

千駄木に創建したと言われる古社です。

 

江戸時代に千駄木から

現在の地である根津に

遷座されたとのこと。

 

現在の地は元々

甲府中納言徳川綱重の山手屋敷で、

その息子の6代将軍・家宣の

生誕の地でした。

 

綱重は3代将軍・家光の次男で、

「犬公方(いぬくぼう)」とも

呼ばれた5代将軍・綱吉の

兄にあたります。

 

綱重の死後、

5代将軍・綱吉に嗣子がいなかったため、

綱重の子・綱豊(家宣)が

跡継ぎとなって江戸城に入りました。

 

同時に空き家となった屋敷跡が

家宣の産土神氏神)だった

根津神社に献納されました。

 

家宣は寛文2年(1662)に

この地で産まれましたが、

神社には家宣の胞衣塚

(えなづか)が残っています。

 

胞衣とは胎児を包んだ膜と胎盤を指し、

昔の人々はそれを大切に扱ったという

民間伝承が各地にあるそうです。

 

関東では家の床下や敷居の下に

埋められたと言われ、

上流階層では胞衣塚を

築いていたそうです。

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根津神社:6代将軍・徳川家宣の胞衣塚》©nico

ところで、

甲府中納言徳川綱重という名前を

どこかで聞いたことがある

と思ったら、

浜離宮恩賜庭園

初めてお屋敷を建てた方でした。

 

年に2回もお屋敷跡地を

訪問するなんて、

綱重殿とはご縁を感じます(笑)

hitorijikan-nico2.hatenablog.com

 

現在の根津神社の社殿は

1706年に完成。

 

当時に完成した

本殿・幣殿・拝殿・唐門・

西門・透塀・楼門が現存し

国の重要文化財

指定されています。

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根津神社:国指定重要文化財の楼門》©nico

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根津神社:乙女稲荷神社から見た国指定重要文化財の西門》©nico

根津神社の境内はとても広く

見所も多いです。

 

古事記には「穴稲荷」とされる

乙女稲荷神社もあります。

 

霊験あらたかであると崇敬者も多く

参道には鳥居の献納が絶えないそうです。

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《乙女稲荷神社:赤い鳥居が続きます》©nico

江戸時代の建造物などが

多く残る根津神社で過ごす時間は、

予想以上に面白かったです。

 

今私たちがいる東京も

様々な苦難を乗り越えて

江戸時代から約300年

続いていると思ったら感慨深いです。

 

歴史を通して

多くの方の存在を感じ、

「ひとり時間」は

「孤独」ではないなと

改めて思いました。 


●Information●

●御祭神:須佐之男命・大山咋命誉田別命、〇相殿 大国主命菅原道真
●電話:03-3822-0753
●住所:東京都文京区根津1-28-9
●交通:東京メトロ千代田線「千駄木」/「根津」駅徒歩5分
●唐門開門時間:6:00 -17:00
●開門時間などは季節により異なりますので、詳細は施設にご確認ください。


nico's memo:

東京十社明治元年明治天皇が准勅祭神社として幣帛を捧げられ、東京の鎮護と万民の平安を祈願されたお社のこと。
勅祭社天皇が特に勅使をつかわし,その祭神に幣帛を奉る (これを勅祭という) 神社。
准勅祭社明治元年(1868)11月8日東京遷都にあたり、埼玉県さいたま市氷川神社を勅祭社と定めたのについで選ばれた東京およびその周辺の一二社。
幣帛(へいはく):広義には神に奉献する供物の総称で,布帛,衣服,紙,玉,酒,兵器などいろいろある。狭義には,天皇,国家,地方官から神に奉献する供物をいう。「みてぐら」「にぎて」「ぬさ」「幣物」ともいう。

参照:コトバンク東京十社めぐり

www.nedujinja.or.jp

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