東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。

●ひとり時間に重要文化財巡り●日本橋:国道の起点、明治期を代表する石造アーチ道路橋

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間の楽しみ方を模索しています。

 

最近、重要文化財巡り

ハマっています。

 

昨年末に

日本橋をひとり散歩した時に、

重厚感のある建物を目にして

気になったのがきっかけです。

 

江戸後期から昭和初期の

激動の時代の中で

日本の建築近代化

推進されていきました。

hitorijikan-nico2.hatenablog.com

 

日本橋三越本店から中央通りを

銀座方面に進むと見えて来ました。

 

日本橋

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日本橋:国指定重要文化財日本橋(1911年(明治44)竣工)》©nico

竣工:1911年(明治44)

建築:設計・米元晋一、装飾・妻木頼黄(主要作:神奈川県立博物館など)

重文指定年:1999年(平成11)

特徴:日本の国道の起点。橋長49m、橋幅28m、アーチ径間21mの規模を持つ。土木技術者・建築家・美術家(彫刻家)が協同した装飾橋梁の代表作。橋梁本体と和漢洋折衷の装飾との調和がとれた「意匠的に優秀なもの」である点が評価されている。また、石造二径間連続アーチの橋梁として、当時の技術的な達成度を示す貴重な遺構であることが認められている。さらに、杭打ちやジャッキなどの技術を欧米から導入し、工期4年(第1期から4期工事)の短期間で開通させており施工技術も高い。技術的、意匠的に優れた明治期を代表する石造アーチ道路橋。


 

橋の上を走る首都高が大きく映った写真で、

橋自体の構造がわかりにくいですが、

現在の日本橋です。

 

首都高は2040年の完成に向けて

地下化する事業が進められているそうです。

 

1603年(慶長8)に江戸幕府開府の際、

南北の交通路として

木橋が架設されて以来、

変遷を重ねて、

1911年(明治44)に現在の石橋が

完成しました

 

歌川広重の浮世絵

東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景」に

木橋だった頃の

日本橋が描かれています。

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歌川広重東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景 (天保4年(1833))》©nico

 

以下写真は「意匠的に優秀なもの」

と評される象徴的な彫刻像です。

 

麒麟繁栄獅子守護

の象徴だそうです。

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日本橋:柱座左右にある青銅製の麒麟》©nico

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日本橋:青銅製の東京市章を抱える獅子》©nico

とっても見にくいですが、

獅子の彫刻の下にある

日本橋」の橋柱文字レリーフ

最期の将軍徳川慶喜

揮毫したそうです。

 

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日本橋:日本国道路元標(レプリカ)》©nico

1604年(慶長9)に五街道の起点と

定められましたが、

橋の車道の中央には

元総理大臣佐藤栄作の筆による

文字をしたためた元標が

埋め込まれているそうです。

 

普段何も考えずに

渡っていた日本橋も、

多くの人が関わった歴史や物語が

あると思うと、

とても感慨深いです。

 

nico's memo:

文化財
日本の長い歴史の中で生まれ、はぐくまれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産。このため国は文化財保護法に基づき重要なものを国宝、重要文化財、史跡、名勝、天然記念物等として指定・選定・登録し、保存を図っている。さらに、日本を代表する文化遺産の中から顕著な普遍的価値を有するものをユネスコに推薦し、世界文化遺産への登録を推進。
有形文化財
建造物、工芸品、彫刻、書跡、典籍、古文書、考古資料、歴史資料などの有形の文化的所産で、日本にとって歴史上、芸術上、学術上価値の高いものを総称して「有形文化財」と呼ぶ。
国宝・重要文化財
有形文化財のうち、重要なものを「重要文化財」に指定し、さらに世界文化の見地から特に価値の高いものを「国宝」に指定して保護を図っている。

 

●近隣情報●

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●参考●

 文化庁ホームページ 
文化庁国指定重要文化財等データベース
中央区ホームページ 
コトバンク

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