こんばんは!
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
さて、数回に渡り、
人混みを避けたマイナーな
【京都ひとり旅】について書いています。
スムーズに移動ができず、
予定になかった嵐山に立ち寄った後、
渡月橋から歩きました。
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そして、
ようやくたどり着いた
『松尾大社』
(まつのおたいしゃ)。
約2kmで大したことはないのですが、
暑かった~💦
東京もかなり暑いですが、
夏の盆地を舐めてはいけない…と
強く思いました。
着いたのは15:50頃。
16時に閉店する参詣者休憩処
『団ぷ鈴(だんぷりん)』に
滑り込みセーフ。
アイスグリーンティを所望。
生き返る…😌
『松尾大社』は京都最古の神社ですが、
昭和の名作庭家・
重森三玲(しげもりみれい)氏の遺作
「松風苑(しょうふうえん)」と呼ばれる
モダンなお庭が有名だそうです。
それぞれ
上古(じょうこ)、
曲水(きょくすい)、
蓬莱(ほうらい)と
趣の異なる3つの庭園から成り立っています。
拝観時間は
平日・土曜 午前9時~午後4時
日曜・祝日 午前9時~午後4時30分。
私が辿り着いた時はもう閉園間近で
諦めたのですが、
なんとお休み処の『団ぷ鈴』で
休憩していたら、
窓越しに蓬莱のお庭を
眺めることができました。
(ラッキー😍)
岩が特徴的なお庭。
『団ぷ鈴』で束の間の休憩後、
時間もなかったのですが、
参拝することに。
境内は思っていたより広そうです。
松尾大社の御祭神は
(おおやまぐいのかみ)と
(いちきしまひめのみこと)。
太古の昔より、
松尾山の頂上にある磐座が
信仰の対象とされていたことが
起源と伝えられています。
5世紀頃、
秦の始皇帝の子孫と称する秦氏が
この地に住み始め、
松尾山の神を一族の総氏神として仰ぎ、
この地方の開拓に従事したそうです。
701年(大宝元年)、
文武天皇の勅命により、
秦忌寸都理(はたのいみきとり)が
現在の地に社殿を建立し、
山上の磐座の神霊をこの社殿に移しました。
その後も秦一族が
社家(神職)を務めています。
平安京遷都以降は
皇城鎮護の社とされ、
東の賀茂社と並び称されました。
楼門をくぐった先には
ご本殿がありました。
「松尾造り」と呼ばれる
珍しい建築様式だそうで、
この様式の社殿は
3社のみ。
そして、
ご本殿の周りには
ご利益ある神様がたくさん。
まずは
当社の神使いとされる亀と鯉。
「幸運の撫で亀」は
寿命長久・家庭円満、
「幸運の双鯉(そうり)」は
恋愛成就・夫婦円満・立身出世に
ご利益があるそうです。
そして、
「相生の松」は
恋愛成就と夫婦和合。
「神泉・亀の井」は
別名「よみがえりの水」と呼ばれ、
諸病快癒・延命長寿・寿福増長に
ご利益あり。
「亀の井」の水が湧き出すのは、
その奥にある「霊亀の滝」からで
癒しスポットとして有名だそう。
そして、
「神像館」(拝観料あり)には
平安時代初期につくられた
最古最優品の
ご神像が展示されており、
「松尾の猛霊」と恐れられた
老年男神像には悪運を絶ってもらい、
女神像からは幸運を授かれるとのこと。
また、
秦氏は各地の開拓や
農業などに従事しますが、
酒造も特技とされており、
お酒の神様を祀る神社としても
有名だそうです。
松尾大社とお酒との関わりや歴史、
お酒の文化・工程などを展示する
「お酒の資料館」(無料)もあります。
「神像館」も「お酒の資料館」も
今回は時間が間に合わず
入れませんでしたが、
いつかの楽しみにとっておきます。
なんか盛りだくさんな神社で
最後の方は圧倒されたけれど、
時間の許す限り参拝しました。
きっと今の私は
とっても健康で幸せなはず😌
(つづく)
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最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
●参考●
「松尾大社」ホームページ
「京都府の歴史散歩 上」京都府歴史遺産研究会編(山川出版社)