・歴史小説:奈良時代
馳星周氏「藤原一族三部作」の一つ。祖父・不比等の「比ぶ者なき」、父・武智麻呂ら四兄弟の「四神の旗」に続く、藤原仲麻呂が主役の作品。
藤原不比等亡き後の藤原四兄弟を主人公とし、729年の「長屋王の変」を主題とした作品。
757年「橘奈良麻呂の変」で知られる橘奈良麻呂が主役の作品。奈良興福寺・国宝「阿修羅像」のモデルであったという設定で描かれています。
これまでに読んだ奈良時代の小説を一覧にしてみました😊📖
日本初の公開図書館「芸亭」を設立した石上宅嗣。物部氏の末裔・宅嗣が激動の奈良時代になぜ図書館を創立したのか…がテーマの作品です。
高橋克彦氏【蝦夷四部作】の1作目『風の陣』シリーズ。最終回の『第5弾裂心編』では舞台が陸奥に移り、主人公も伊治鮮麻呂に変わります。「宝亀の乱」をテーマとした作品。
高橋克彦氏の【蝦夷四部作】の1作目『風の陣』シリーズ。『第四弾風雲編』では道鏡に代わり、新たな勢力が台頭する混乱期に陸奥では陸奥守と蝦夷との関係が悪化。一触即発状態に…
高橋克彦氏の【蝦夷四部作】の1作目『風の陣』シリーズ。『第三弾天命編』では怪僧・道鏡が権力を握り、欲望のままに暴走し始めます。
高橋克彦氏の【蝦夷四部作】の1作目『風の陣』シリーズ。『第二弾大望編』では恵美押勝の乱をテーマに展開されていきます。東北の歴史に触れられる良書。
749年(天平21)、陸奥で黄金が発見されたことにより、何世紀にも渡る朝廷と蝦夷の戦いにつながる。高橋克彦氏の【蝦夷四部作】の1作目。『第一弾立志篇』は橘奈良麻呂の乱を背景に展開されていきます。
千年以上も続く都の礎を築いた【桓武天皇】。しかし、そもそもは皇位につくことを期待されていなかった末端の皇族でした。本書ではその生涯が描かれています。
8世紀後半に完成した現存最古の和歌集「万葉集」。古事記・日本書紀と並ぶ国書としての和歌集を完成させるという大事業を父・大伴旅人から継いだ家持。政争に巻き込まれながらも、強い執念で難事業に挑む姿が描かれています。
古くから天皇家を支えた古豪の名門でありながら、新興勢力の蘇我氏に敗れて消滅した物部氏。その数少ない生き残り氏族・石上物部氏であった【石上朝臣麻呂】は辛うじて最下級の官職に就いていた。しかし、天智・天武朝を経て、元明天皇の時代に臣下としては…
奈良時代の「大仏建立」をテーマにした作品。卓越した技能を持つ造仏工・天国を主人公とし、当時の身分制度にも触れられています。次々と襲い掛かる試練に最後まで目が離せないストーリー展開です。
奈良時代の【遣唐使】の奮闘を描いた作品。主人公は最難関と言われた中国の官僚登用試験「科挙進士科」に合格し、玄宗皇帝の側近まで上り詰めたたぐいまれなる日本人「阿部仲麻呂」。日本の朝廷の密命を受けた仲麻呂の人生が壮大なスケールで描かれています。
「長安に並ぶ都を!」と立ち上がった【平城京】プロジェクト。立ち退き問題や政敵との闘いなど、数々の困難が降りかかります。ミステリーの要素もある作品。
歴史小説では珍しい「元正天皇」の視点で描かれた作品【美貌の女帝】。壬申の乱後、度重なる都の遷都や権力闘争など激動の時代。初の未婚の女性天皇として政治の矢面に立たされながら守り抜こうとしたものがありました。