こんばんは!
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
奈良ひとり旅を少しずつご紹介しています。
気の向くままの気まぐれ旅ですが、
お付き合いいただけましたら嬉しいです😊
日本最古の官道・山の辺の道を
ハイキングした後、
奈良の歴史に触れられる道の駅に寄ったり、
商店街にある蔵元に寄ったり、
天理のお散歩を楽しみました ↓
hitorijikan-nico2.hatenablog.com
連日動き回ったので、
一旦ペースを落としてゆっくりしたいな~と、
ホテルに近い近鉄奈良駅周辺で
過ごすことにしました。
まずは一度行ってみたかった
『奈良国立博物館』
(以下「奈良博」)を
訪れることに。
近鉄奈良駅から登大路を東に進んで
徒歩約15分。
奈良公園の一角にあります。

奈良博は
寺社に伝わる名器や重宝などを
保管・公開し、保護することを目的として
1895年(明治28)に開館。
当時は明治政府の神仏分離政策が
奈良の寺社にも大きな影響を及ぼし、
寺社の衰退による
文化財の流出を防ぐ必要がありました。
そのような背景があるため、
奈良博は仏教美術の所蔵品は国内有数で
飛鳥~鎌倉時代の貴重な仏像が観られるし、
その背景にある歴史や文化にも触れられる
博物館となっています。

滞在時の2月は
特別陳列「お水取り」と
特別展「金峯山寺仁王門
金剛力士立像」が
開催されていました。
nico's memo:
●お水取り:
奈良時代から途切れることなく続く東大寺二月堂の行事で正しくは「修二会(しゅにえ)」という。2025年で1274回目。二月堂の本尊・十一面観世音菩薩に対して罪を懺悔し、国家安泰と民豊楽等を祈る。行事の中で若狭井で香水を汲むことから「お水取り」とも呼ばれる。毎年3月1日~14日に行われる。

展示施設は
なら仏像館・青銅器館・東新館・西新館の4つで、
なら仏像館と青銅器館は開館日には
いつでも鑑賞できます。
(残り2つは特別展など)
今回はなら仏像館から入りました。

なら仏像館は内部も
細かい装飾が美しくて趣があります。

そして、
なら仏像館の中で
特に存在感を放っていたのが
「金峯山寺仁王門
金剛力士立像」↓。
写真の警備員さんと比較してもらえば
わかりやすいと思うのですが、
像高は5mあり、
国宝・重文の中では
東大寺南大門像に次いで
2番目に大きい像です。
至近距離で観ることができて
迫力満点✨
こちらは金峯山寺仁王門の修理が
完了するまで(令和10年度予定)
特別公開されています。



また、
撮影禁止だったので写真はないのですが、
日本最大の肖像彫刻である
深大寺「元三大師坐像」
(がんざんだいしざぞう)が
展示されていました。
(2025年1月15日~3月16日まで)
深大寺(じんだいじ)は
開創されたと伝わる東京調布市の古刹で、
東京では浅草寺に次いで
2番目に古いお寺です。
元三大師坐像は
「厄除け大師」として信仰され、
50年に一度しか開扉されない秘仏です。
今回は奈良博にて修理が行われていたそうで、
修理完了を記念して
東京以外では初の特別公開でした。
東京にいたってなかなか目にできない秘仏を
奈良で拝観できるなんてラッキー😊
坐像なので座っている状態なのですが、
約2mも高さがあり、
想像より遥かに大きく感じられました。
その他、
貴重な仏像を観ながら順路を進み、
展示施設をつなぐ地下回廊へ。
地下回廊も展示などで活用されており、
仏像の造り方について図や模型などを使った
わかりやすい説明がありました ↓。
こちらを拝見して
やっと理解できた部分もあり、
造仏の技法に興味のある方にはオススメです。

地下にはミュージアムショップと
カフェ&レストランもあり、
こちらは
入場無料で入れます。
下の写真の左手前の椅子席は
飲食も可能なので、
観光中のちょっとした休憩にも
うってつけの場所かなと思います。

この後、
撮影禁止だったので写真はありませんが、
地下回廊を渡って新西館へ行き、
特別陳列「お水取り」を拝観。
お水取りに関連する
彫刻・絵画・書跡・工芸品・考古遺物などが
展示されていました。

奈良は古代の歴史を感じられる
貴重な名所が数多くあるので、
なかなか短期間の旅行では
博物館まで来る機会がなかったのですが、
今回はゆっくり拝観できてよかったです😊
仏教や仏教美術については
まだまだ勉強不足ですが、
もっと理解を深めて再訪問できればな~と
思います。
このあと、
お水取りにゆかりがあるお菓子を
地元の方に勧められたお店で購入したので、
ご紹介します。
hitorijikan-nico2.hatenablog.com
(つづく)
●参考●
「奈良国立博物館」ウェブサイト
「ならり」奈良観光協会発行冊子
「なら栞」奈良観光協会発行冊子
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!