東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。時々家族との時間も書いています。

【奈良ひとり旅】『奈良国立博物館』国内有数の仏教美術に触れられる博物館

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間を楽しんでいます。

 

奈良ひとり旅を少しずつご紹介しています。

気の向くままの気まぐれ旅ですが、

お付き合いいただけましたら嬉しいです😊

 

日本最古の官道・山の辺の道を

ハイキングした後、

奈良の歴史に触れられる道の駅に寄ったり、

商店街にある蔵元に寄ったり、

天理のお散歩を楽しみました ↓

hitorijikan-nico2.hatenablog.com

 

連日動き回ったので、

一旦ペースを落としてゆっくりしたいな~と、

ホテルに近い近鉄奈良駅周辺で

過ごすことにしました。

 

まずは一度行ってみたかった

奈良国立博物館

(以下「奈良博」)を

訪れることに。

 

近鉄奈良駅から登大路を東に進んで

徒歩約15分。

 

奈良公園の一角にあります。

 

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《『奈良国立博物館』奈良博周辺でくつろぐ鹿たち。奈良だな~》©nico

 

奈良博は

寺社に伝わる名器や重宝などを

保管・公開し、保護することを目的として

1895年(明治28)に開館。

 

当時は明治政府の神仏分離政策が

奈良の寺社にも大きな影響を及ぼし、

寺社の衰退による

文化財の流出を防ぐ必要がありました。

 

そのような背景があるため、

奈良博は仏教美術の所蔵品は国内有数で

飛鳥~鎌倉時代の貴重な仏像が観られるし、

その背景にある歴史や文化にも触れられる

博物館となっています。

 

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《『奈良国立博物館』なら仏像館(重文)|開館当初から利用されている建物。奈良で最初の本格的近代建築に位置づけられる。迎賓館赤坂離宮など多くの宮廷建築を手掛けた明治期の建築家、片山東熊(とうくま)が設計。博物館入口は裏手(東側)にある》©nico

 

滞在時の月は

特別陳列「お水取り」と

特別展「金峯山寺仁王門

金剛力士立像」が

開催されていました。

 

nico's memo:

お水取り
奈良時代から途切れることなく続く東大寺二月堂の行事で正しくは「修二会(しゅにえ)」という。2025年で1274回目。二月堂の本尊・十一面観世音菩薩に対して罪を懺悔し、国家安泰と民豊楽等を祈る。行事の中で若狭井で香水を汲むことから「お水取り」とも呼ばれる。毎年3月1日~14日に行われる。

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《『奈良国立博物館』2025年2月の特別陳列と特別展》©nico

 

展示施設は

なら仏像館青銅器館東新館西新館の4つで、

なら仏像館と青銅器館は開館日には

いつでも鑑賞できます。

(残り2つは特別展など)

 

今回はなら仏像館から入りました。

 

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《『奈良国立博物館』配置図。結構広い施設》©nico

 

なら仏像館は内部も

細かい装飾が美しくて趣があります。

 

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《『奈良国立博物館』なら仏像館(重文)|内部も凝った装飾が施されている。明治期の代表的西洋建築》©nico

 

そして、

なら仏像館の中で

特に存在感を放っていたのが

金峯山寺仁王門

金剛力士立像」↓。

 

写真の警備員さんと比較してもらえば

わかりやすいと思うのですが、

像高はmあり、

国宝・重文の中では

東大寺南大門像に次いで

番目に大きい像です。

 

至近距離で観ることができて

迫力満点✨

 

こちらは金峯山寺仁王門の修理が

完了するまで(令和10年度予定)

特別公開されています。

 

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《『奈良国立博物館金峯山寺仁王門 金剛力士立像|南北朝時代の1339年(延元4)に奈良を拠点に活動した仏師・康成(こうじょう)が造仏》©nico

 

また、

撮影禁止だったので写真はないのですが、

日本最大の肖像彫刻である

深大寺元三大師坐像

(がんざんだいしざぞう)が

展示されていました。

(2025年1月15日~3月16日まで)

 

深大寺(じんだいじ)は

奈良時代733年(天平5)に

開創されたと伝わる東京調布市の古刹で、

東京では浅草寺に次いで

番目に古いお寺です。

 

元三大師坐像は

厄除け大師」として信仰され、

50年に一度しか開扉されない秘仏です。

 

今回は奈良博にて修理が行われていたそうで、

修理完了を記念して

東京以外では初の特別公開でした。

 

東京にいたってなかなか目にできない秘仏

奈良で拝観できるなんてラッキー😊

 

坐像なので座っている状態なのですが、

約2mも高さがあり、

想像より遥かに大きく感じられました。

 

その他、

貴重な仏像を観ながら順路を進み、

展示施設をつなぐ地下回廊へ。

 

地下回廊も展示などで活用されており、

仏像の造り方について図や模型などを使った

わかりやすい説明がありました ↓。

 

こちらを拝見して

やっと理解できた部分もあり、

造仏の技法に興味のある方にはオススメです。

 

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《『奈良国立博物館』地下回廊の一角|仏像の造り方について文章だけでなく、図や模型でわかりやすく説明されている》©nico

 

地下にはミュージアムショップ

カフェ&レストランもあり、

こちらは

入場無料で入れます。

 

下の写真の左手前の椅子席は

飲食も可能なので、

観光中のちょっとした休憩にも

うってつけの場所かなと思います。

 

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《『奈良国立博物館』広い地下回廊。右奥がミュージアムショップ、左奥がカフェ&レストラン。左手前の椅子席は休憩したり、飲食したりすることができる》©nico

 

この後、

撮影禁止だったので写真はありませんが、

地下回廊を渡って新西館へ行き、

特別陳列「お水取り」を拝観。

 

お水取りに関連する

彫刻・絵画・書跡・工芸品・考古遺物などが

展示されていました。

 

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《『奈良国立博物館』西館で開催していた特別陳列「お水取り」の入口。内部は撮影禁止》©nico

 

奈良は古代の歴史を感じられる

貴重な名所が数多くあるので、

なかなか短期間の旅行では

博物館まで来る機会がなかったのですが、

今回はゆっくり拝観できてよかったです😊

 

仏教や仏教美術については

まだまだ勉強不足ですが、

もっと理解を深めて再訪問できればな~と

思います。

 

このあと、

お水取りにゆかりがあるお菓子を

地元の方に勧められたお店で購入したので、

ご紹介します。

hitorijikan-nico2.hatenablog.com

(つづく)

 

奈良国立博物館

●参考●

奈良国立博物館」ウェブサイト

奈良国立博物館リーフレット

「ならり」奈良観光協会発行冊子

「なら栞」奈良観光協会発行冊子

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

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