こんばんは!
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
前回に引き続き、
『品川歴史館』の周辺を
お散歩した時のことを書いています。
前回の記事で『品川歴史館』の
常設展示について書きましたが、
今回は常設展示以外についてご紹介します。
館内1階の常設/特別展示室は
観覧料(一般100円ほか)がかかりますが、
それ以外の庭園やライブラリーなどは
無料で入れます。
まずは1階の庭園へ。
品川歴史館のある敷地は
元は安田財閥・安田善助氏の邸宅があり、
その後は複数の所有者を経ていますが、
当時作庭された庭園の一部や茶室が
今も受け継がれて残っています。
茶室「松滴庵(しょうてきあん)」は
昭和初期にに安田氏が
東京国立博物館にある六窓庵をお手本に
建造したそうです。
六窓庵は江戸時代前期に
奈良の興福寺慈眼院(じげんいん)に建てられ、
「大和の三茶室」と言われました。
松滴庵では
戦前の政財界の著名人を招いて
茶会が開催されたと言われています。
訪問時は特別公開されていたので
建物の中を見学しました。
都会にいることを忘れさせてくれる
静かで穏やかな雰囲気。
松滴庵の近くには
書院もあります。
こちらも昭和初期に建てられた
邸宅の母屋の大広間の建築部材を
できる限り再利用し、
同じ形で再現されたものだそうです。
そして、
この歴史的にも貴重な茶室や書院は
お茶やお花、俳句などの
伝統的文化活動に限られますが、
予約にて利用可能だそうです。
次に館内2階へ。
まず目に入るのは
「しながわナビ」というエリア。
品川区の5つの地区の歴史などを
紹介しています。
庭園を見下ろせる窓際の席は穴場かも。
「しながわナビ」の奥には
「ライブラリー」があります。
大森貝塚を発見・調査した
モース博士の紹介コーナーを併設する
図書資料室です。
図書資料室はとても小さいのですが、
書籍のラインナップが
あまり他では見たことのないような
専門的な本だったり、
珍しい本だったりするので、
貸し出しはできないとのことでしたが、
個人的にはとても興味をそそられました。
そして、なんと言っても
モース博士のコーナー。
大森貝塚やモース博士は
「日本の近代考古学の出発点」、
「日本の考古学に大きな影響を与えた」
などと言われている割には
あまり紹介されていないような気がします。
さらっと調べてもわからなかったのですが、
東京大学の教授もされていたので、
そちらに行けば何かあるのですかね…?
別途ご紹介予定ですが、
発掘場所とされている
「大森貝塚遺跡庭園」でも、
正直「これだけ?」という感じの
情報量でした。
なので、
特に「大森貝塚遺跡庭園」を
訪問される場合は、
事前に当館のモースコーナーを
訪れてから行かれることを
おすすめします。
品川区域の歴史を色々な角度から
知ることのできる施設でした。
ライブラリーはまた訪れて
一日中庭園を眺めながら読書をしたいです😊
次回は近隣にある969年創建の
「鹿嶋神社」を参拝したので
ご紹介します。
(つづく)
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
●Information●
品川歴史館
●電話 | 03-3777-4060 |
●住所 | 東京都品川区大井6丁目11-1 |
●交通 | JR「大森駅」北口徒歩10分 |
京浜急行線「立会川駅」徒歩13分 | |
JR・東急大井町線・りんかい線「大井町駅」徒歩15分 | |
JR「西大井駅」徒歩16分 | |
●開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
●休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館し、次の平日に休館) 、年末年始 |
入館料 | 一般100円ほか(常設/特別展示室) |
●開館時間や休館日などは変更となる場合がありますので、詳細は施設にご確認ください。 |
●参考●
「品川歴史館」ホームページ
「品川歴史館」冊子
「品川区」ホームページ
「東京国立博物館」ホームページ
「おにわさん」ホームページ
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