東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。

●ひとり時間にアート●東京都庭園美術館(白金台):展覧会「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間の楽しみ方を模索しています。

 

東京都庭園美術館に行ってきました!

 

私が「ひとり時間」を

楽しむきっかけになった

アール・デコを代表する

朝香宮美しい美術館です。

 

邸宅を構成している建築群や

庭園も併せて

国の重要文化財として

指定されています。

 

以前の記事は下記をご覧ください。

hitorijikan-nico2.hatenablog.com


東京都庭園美術館

 

交歓するモダン

機能と装飾のポリフォニー

(2022年12月17日~2023年3月5日まで)

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東京都庭園美術館(白金台):交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー》©nico

 


今回の展覧会は

1910年代から30年代に、

西欧を中心とした日本を含む世界各地

で現れた「モダン」の形について

考察されています。

 

機能主義に基づく「モダニズム」と、

大量消費社会の中で新しくあるための

装飾に価値を置く「モダニティ」の

対立的に捉えられる「モダン」も、

複雑に関係しながら時代を作り上げていった

ということがテーマとなっています。

 

この時代は

人類史上初の世界大戦が勃発し、

急速に社会が変化したことが

背景としてあり、

世界が一気に同期した

ということが特徴です。

 

展示作品を通して

絵画や家具、

インテリアやファッションなど、

当時の作家たちが

国やジャンルを超えて刺激しあい、

つながりを持っていたことが

わかります。

 

コルセットから女性を解放した

モードの帝王」と呼ばれる

ポール・ポワレ(1879-1944)、

詩人や作家らと協力して

舞台や映画の衣装をデザインした

ソニア・ドローネー(1885-1979)

などの作品が展示されていました。

 

個人的には海外渡航が珍しかった時代に

二度もドイツ留学を果たし、

日本ならではの方法で、

西欧の芸術・デザインを

生活の中に取り入れようとした芸術家、

斎藤 佳三(1887-1955)

の活躍が興味深かったです。

 

服装や住宅など生活に関わるものを

現代に合ったものに変化させるべく、

和服から洋服へ変えていくことを

提案していたそうです。

 

作品と同時代のアール・デコを代表する

朝香宮邸で鑑賞できるというのも

貴重だと思います。

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東京都庭園美術館アール・デコ様式の旧朝香宮邸美術館》©nico

今回は館内の写真撮影はできなかったので、

外観などの写真を少しご紹介します。

 

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東京都庭園美術館(白金台):正面玄関、ルネ・ラリックによるガラスレリーフ》©nico

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東京都庭園美術館(白金台):新館側から見た本館の外観》©nico

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東京都庭園美術館(白金台):本館から見た新館》©nico

 


●Information●

東京都庭園美術館

●電話 050-5541-8600
●住所 東京都港区白金台5-21-9
●交通 JR山手線「目黒駅」東口/東急目黒線「目黒駅」正面口より徒歩7分
都営三田線東京メトロ南北線白金台駅」1番出口より徒歩6分
●開館時間 10:00-18:00 (入館は17:30まで)
●休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始
●開館時間や休館日などは変更となる場合がありますので、詳細は施設にご確認ください。
●庭園のみ公開の期間は、旧朝香宮邸(本館)と新館には入れません。
 トップページのカレンダーでご確認下さい。

●関連情報●

hitorijikan-nico2.hatenablog.com

●参考●

www.teien-art-museum.ne.jp

 

●その他●

www.rekibun.or.jp

東京都庭園美術館は「ぐるっとパス 2022」の対象施設でパスがあれば入場無料です。

FYI:ぐるっとパス 2022」は2,500円で最初の利用日から2か月間有効のQRコードチケット。東京を中心に約100の美術館・博物館などの施設に無料/割引価格で入場可能。販売期間は2023年1月31日まで。詳細はこちらをご覧ください。

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