東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。

●ひとり時間にアート●山種美術館(渋谷区広尾):特別展「日本の風景を描く ― 歌川広重から田渕俊夫まで ―」

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間を楽しんでいます。

 

渋谷区広尾にある

山種美術館の特別展に

行ってきました。

 


山種美術館

特別展

「日本の風景を描く

歌川広重から田渕俊夫まで ―」

(2022年12月10日~2023年2月26日)

nico's favorite points●

●江戸時代から現代まで、四季折々の日本の風景や自然をテーマにした優品を展示
●名だたる画家の風景画が集合
石田武《四季奥入瀬》の連作全4点は初の同時展示


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山種美術館(渋谷区広尾):2023年2月26日まで開催の特別展》©nico

今回の特別展は

日本の風景や自然をテーマにした

作品に焦点を当て、

江戸時代から現代までの

浮世絵、日本画、洋画

紹介されています。

 

酒井抱一、池 大雅 、谷 文晁、歌川 広重 、

黒田 清輝、横山 大観など

有名な画家の作品のオンパレードでした。

 

中でも石田武《四季奥入瀬

連作全4点は初の同時展示で、

特に春と夏を描いた《四季奥入瀬 春渓》と

《四季奥入瀬 瑠璃》の展示は

37年振りだそうです。

 

4枚揃った作品は圧巻でした。

 

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歌川広重東海道五十三次之内 岡部・宇津之山 》©nico

 

同じ風景がテーマでも、

時代と共に

表現方法が変わっていったのが

興味深かったです。

 

特に江戸後期には

街道が整備されたことで、

人々の旅に対する意識が増し、

日本各地の名所を描いた

歌川広重浮世絵風景画

人気となります。

 

明治以降は西洋画の影響もあり、

より写実的で身近な風景を描いた

作品が出てきます。

 

写真撮影ができなかったのですが、

個人的には田渕俊夫《輪中の村》

印象的でした。

 

木曽川長良川に面して

度重なる洪水による自然の驚異と

戦い続けた「輪中の村」を

描いている作品です。

 

グレー基調の中に

鮮やかな青色が特徴的な作品ですが、

素人目にも「空」の描き方が

気になりました。

 

なんとアルミ箔を使って

表現しているそうです。

 

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山種美術館(渋谷区広尾):米谷清和 《暮れてゆく街》》©nico

 

上の写真は唯一写真撮影が可能だった

米谷清和 《暮れてゆく街》です。

 

1980年代の渋谷駅西口が

題材にされた作品で、

無機質でリアルな都市の日常が

描かれています。

 

特別展は2月26日まで

開催されています!

 


●Information●

山種美術館

●電話 050-5541-8600
●住所 東京都渋谷区広尾3-12-36
●交通(電車) JR「恵比寿駅」西口より徒歩10分
東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」2番出口より徒歩10分
●交通(バス) 都バス「広尾高校前」下車徒歩1分
都バス「東4丁目」下車徒歩2分
●開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
●休館日

毎週月曜日、展示替え期間、年末年始

ただし月曜日が祝日の場合、翌火曜日

●予約 入館日時オンライン予約システム導入(ホームページ参照
●開館時間や休館日などは変更となる場合がありますので、詳細は施設にご確認ください。

www.yamatane-museum.jp

 

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