こんばんは！
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
今回は夫と二泊三日で
京都・奈良を旅行し、
数回にわけて思い出を綴っています。
◎旅行の全行程まとめ記事は下記をご覧ください。
hitorijikan-nico2.hatenablog.com
3日目の奈良、
午後から夫は仕事のため別行動となり、
私は帰りの電車の時間まで
限られた「ひとり時間」を
過ごすことにしました。
どこに行こうか悩みましたが、
優雅な時間を過ごし、
旅を締めくくることにしました。
●nico's favorite points●
●1909年(明治42)創業の日本を代表するクラシックホテル
●日本銀行本店や東京駅を手掛けた辰野金吾が本館を設計
●ティーラウンジでは伝統のアップルパイやケーキセットがいただける
●窓際の席からは四季折々の自然の景観が楽しめる
●落ち着いた優雅な雰囲気を味わえる
1909年(明治42)創業の奈良ホテル。
「関西の迎賓館」と言われ、
国内外の賓客をもてなしてきた
日本を代表するクラシックホテルです。
本館は明治時代に
日本銀行本店や東京駅など、
日本人として初の国家的建築を
手掛けた辰野金吾が設計しています。
「古建築との調和を保持すべし」という
県議会決議に従って和洋折衷様式を採り、
周囲の景観と調和するよう建てられたそうです。
見学と撮影の許可をいただいたので、
館内を歩きました。
吹き抜けのシャンデリアは
春日釣燈籠を模しているそうです。
年季の入った木造の手すりや階段、
所々に置かれている調度品、
赤じゅうたんが敷き詰められた床など、
歴史と気品を感じて胸が高鳴ります。
一通り見学させていただいた後、
ティーラウンジでお茶をすることに
しました。
入口を入ってバー「ザ・バー」を過ぎると、
ティーラウンジがあります。
こんなバーでひとり時間を過ごすのもいいかも
なんて思いながら通り過ぎました。
ティーラウンジは
窓が天井の高さまであって、
室内は明るく、
外の景観も楽しめます。
年配のお客様が多くて、
とても落ち着いた時間が流れていました。
せっかくなので、
歴代の賓客も食したという
伝統のアップルパイを
いただきました。
こちらは特別な食器とカトラリーで
提供されます。
プレートは貴賓用特別食器として製造された
「オールドノリタケ」。
オールドノリタケは
明治期から戦前までに欧米に輸出した陶磁器で、
現在でも収集家は多いと言われているそうです。
カトラリーは伝説の「長崎銀器」。
「伝説」とは…？
後で調べてみたら、
明治時代に「極東一の豪華ホテル」と言われ、
わずか10年だけ開業した幻の高級ホテル
長崎ホテル（1908年閉館）
から継承したものだそうです。
奈良ホテルの改装中に
倉庫で眠っていたものが発見されました。
長崎ホテルは辰野金吾の師である
設計しており、
長崎県庁設計顧問を務めていた辰野氏が、
長崎ホテルの清算手続き中に
「恩師の設計したホテルの食器購入を
奈良ホテルに持ちかけた可能性がある」と
考えられているそうです。
辰野氏とコンドル氏のご縁がつないだ
カトラリーだったのですね。
さいごに
歴史ある「クラシックホテル」、
あの「辰野金吾」が設計、
という２つのキーワードに魅せられて
奈良ホテルを訪れました。
何となく選んだアップルパイでしたが、
一緒に提供された食器の背景に
歴史とご縁を感じるストーリーが
あることを知って、
より深い思い出となりました。
●Information●
| ●電話 | 0742-26-3300 |
| ●住所 | 奈良県奈良市高畑町1096 奈良ホテル 本館１Ｆ |
| ●交通 | 「近鉄奈良駅」から徒歩25分 |
| ●営業時間 | 8:30～18:00 |
| ●定休日 | 無休 |
| ●予約 | 不可 |
| ●営業時間や定休日などは変更となる場合がありますので、詳細は店舗にご確認ください。 | |
※宿泊プランはこちらからご覧いただけます😊
★クリックしていただけたら嬉しいです★
