●慶應義塾大学●
三田キャンパス内で文化財や歴史に触れ、ランチをし、ミュージアムでアートを鑑賞。慶應三昧な一日を楽しみました!
2.【ランチ】カフェ八角塔
3.【歴史】慶應義塾史展示館《本ページ》
4.【アート】慶應義塾ミュージアム・コモンズ
こんばんは!
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
ちょっと入ってみようかな…
くらいの気持ちで足を踏み入れた
重要文化財の「図書館旧館」をはじめ、
予想以上に歴史を感じられる場所でした。
図書館旧館内にある
「カフェ八角塔」でランチ後は
予定になかった
『慶應義塾史展示館』も
覗いてみることに。
まず展示館の入口を入ると、
↑ 写真の福澤諭吉がお出迎え。
その写真の横には
「福澤諭吉 66歳
身長173.5センチ
体重70.3キロ」と…紹介が始まり、
福澤氏がどういったことに主眼を置いて
教育に携わったかが端的に書かれていました。
自ら考えること、
意見を出し合って議論をすることの大切さ、
勇気を持って行動することが生む力…
ちょっと覗くだけのつもりが
始めから面白くて
心を掴まれてしまった…。
さらに順路を進むと、
『展示館』のある
図書館旧館の歴史について書かれたパネルと
図書館にまつわる品々の展示がありました。
例えば、
フランス史の概説書。
これは福澤氏がアメリカで
大量購入したものだそうです。
塾生が写本の作業をせずに
同時に同じ教科書を手に
授業が受けられるようにと考えたためで、
この教科書の塾生への貸与が
図書館の原点の一つ
となっているそうです。
この後、
福澤諭吉の生涯や
慶應義塾の160年の歴史を
中心とした内容の展示に続きますが、
限られた範囲の話ではなく、
近代日本の歩みでもある
と感じました。
また、
多くの実物資料を通して、
福澤氏や慶應義塾との距離が少し縮まり、
より興味が持てるようになりました。
米臼と杵は福澤氏が毎日欠かさず
精米作業に使っていたもので、
下級武士出身の氏にとっては
仕事として少年時代からの習慣であり、
身体鍛錬の一つでした。
ウンウンと声を出しながら米をつく姿は、
多くの塾生に目撃され、
語り伝えられているそうですが、
このエピソードから福澤氏の
人間らしさを感じることができ、
彼の姿を想像して思わず笑みがこぼれました。
乳母車は福澤氏から子供たちへ
アメリカのお土産として持ち帰ったものです。
洋学者仲間が次々と暗殺された
幕末の攘夷の嵐の中で、
福澤氏も命を脅かされており、
このお土産を持ち帰るというのは
時代に抗する行為でもありました。
この乳母車が人力車の発明に
つながったという説もあるそうです。
(諸説あり)
↑ 関東大震災直前の
三田キャンパスの模型です。
今回訪れた「東門」の方から
撮ってみました。
↑ 早稲田大学野球部から届いた挑戦状。
1903年(明治36)11月に
初の早慶野球戦が
行われたそうです。
常設展示室では
常時100点以上の資料が展示されており、
十分な見応えがあります。
現物やデジタルコンテンツ、
模型などを用いて、
順を追って説明されているので、
近代の歴史も学べる展示内容でした。
また、
様々なエピソードから
福澤氏が想像していた以上に
反骨精神と行動力のある方だと知れたり、
お人柄にも触れられたり、
とても興味が持てました。
今回は想定外の予定で立ち寄ったため、
さっと一通り見るのが精一杯でしたが、
また訪れたいと思いました。
次は
向かいます。
(つづく)
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
●Information●
●電話 |
03-5427-1200 |
●住所 | 東京都港区三田2-15-45 慶応義塾三田キャンパス内 慶応義塾図書館旧館2階 |
●交通 | 都営三田線・浅草線「三田駅」徒歩7分 |
JR「田町駅」徒歩8分 | |
都営大江戸線「赤羽橋駅」徒歩8分 | |
●開館時間 | 10:00~18:00(入場は17:30まで) |
●閉館日 | 日曜日・祝日・夏季一斉休暇・年末年始・入試期間 |
●入場料 | 無料 |
●開館時間や閉館日などは変更となる場合がありますので、詳細は施設にご確認ください。 |
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