東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。

【お散歩】神保町~神田『史跡 湯島聖堂(お茶の水)』

●忘年会(神田界隈)●
恒例になりつつある夫婦ふたりの【忘年会】。今回は初めて『上海蟹』を食し、神保町~神田明神の辺りを散策。

1.【ランチ】新世界菜館(神保町)

2.【お散歩】山の上ホテル(お茶の水)

3.【寺社仏閣】神田明神(お茶の水)

4.【史跡】湯島聖堂お茶の水《本ページ》

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間を楽しんでいます。

 

今回は夫婦ふたりで

神田明神でお参りした後、

湯島聖堂』を訪問。

 

国内にいくつかある

孔子廟孔子を祀る霊廟)の中でも

有名な場所です。

 

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《『史跡 湯島聖堂お茶の水)』西門近くにある案内版》©nico

 

1690年(元禄3)に

孔子の教え「儒学」に傾倒した

5代将軍綱吉によって創建。

 

もともと上野忍ヶ岡

(現在の上野恩賜公園)にあった

幕府儒臣・林羅山

私塾に設けられた

先聖殿(孔子廟)が移設されました。

 

先聖殿を大成殿と改称し、

附属の建造物と総称して

聖堂」と呼ばれるようになります。

 

1797年(寛政9)、

11代家斉の時に規模を拡大し、

武家の子弟のための教育機関

江戸幕府直轄の

昌平坂学問所」を開設。

 

「昌平」は孔子の生誕地です。

 

1871年(明治4)、

江戸時代の学問・教育の総本山だった

湯島聖堂廃止

 

明治新政府によって構内に文部省

日本初の博物館(現・東京国立博物館)、

東京師範学校(現・筑波大学)等が置かれ、

維新後も学問所としての伝統を受け継いで、

近代教育発祥の地となります。

 

1922年(大正11)、

国の史跡として指定されました。

 

そんな湯島聖堂

学問の聖地として親しまれ、

見所も多くあります。

 

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《『史跡 湯島聖堂お茶の水)』西門》©nico

 

一般見学者用の入口は

正門」「聖橋門」「西門」の

3つがありますが、

今回は本郷通り沿いの「西門」から

入りました。

 

真っすぐ進むと左手に

間口20mの

杏壇門」(きょうだんもん)

が見えます。

 

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《『史跡 湯島聖堂お茶の水)』杏壇門》©nico

 

「杏壇門」をくぐると、

孔子廟正殿である

大成殿」があります。

 

内部公開は祝日

 

創建当時は

朱・緑・青・朱漆などで

彩色されていましたが、

昌平坂学問所」開設時に

黒漆塗りになったそうです。

 

朱塗りが鮮やで人も多く賑やかだった

神田明神の後に訪問したということもあり、

湯島聖堂の全体的に落ち着きある佇まいに

安らかな気持ちになりました。

 

とっても静か~

 

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《『史跡 湯島聖堂お茶の水)』大成殿》©nico

 

「大成殿」と「杏壇門」を背に

まっすぐ階段を下りていくと、

入徳門」があります。

 

聖堂内の建造物は

江戸大火や関東大震災で焼失し、

鉄筋コンクリートで再建されたものですが、

「入徳門」だけは

1704年(宝永元)に

建てられたものが現存しており、

貴重な文化財となっています。

 

聖堂内唯一木造建造物

 

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《『史跡 湯島聖堂お茶の水)』入徳門》©nico

 

「入徳門」を背に

左に曲がって道なりに進むと、

楷樹」(かいのき)という

ウルシ科の樹木があります。

 

枝や葉が整然としているので、

「楷書」の語源とも言われています。

 

中国・山東省の曲阜にある

孔子墓所に植えられている名木

として知られており、

孔子の弟子である子貢(しこう)が

植えて以来、

大切に植え継がれているそうです。

 

湯島聖堂にあるのは、

曲阜の樹の子孫にあたる聖木

 

中国全土に生育している樹木ですが、

日本国内で見られるのは珍しいそう。

 

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《『史跡 湯島聖堂お茶の水)』楷樹》©nico

 

「楷樹」のすぐそばには

孔子銅像」があります。

 

1975年(昭和50)、

中華民国台北市 ライオンズ・クラブから

寄贈されてものだそうです。

 

高さ約4.6m、重さ1.5トンで

その大きさは世界最大

 

↓下の写真を撮りましたが、

樹々の影と重なって迷彩柄になってしまい、

見事にカモフラージュ…😭

 

機会があれば、

ぜひ実物をご覧ください!

 

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《『史跡 湯島聖堂お茶の水)』孔子銅像》©nico

 

 

孔子銅像」から

昌平坂」のある東方面に進むと、

正門から入ってすぐに

仰高門」があります。

 

今回は出口として通り抜けました。

 

門の上部の額に書かれた

仰高」という文字は

水戸徳川家第13代当主、

徳川圀順公爵(とくがわくにつぐ)の

筆だそうです。

 

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《『史跡 湯島聖堂お茶の水)』仰高門》©nico

 

湯島聖堂」については

孔子廟」という位しか知らずに

訪れましたが、

樹々が多くて自然も感じられ、

静かで落ち着いた場所でした。

 

また、

写真には撮りませんでしたが、

「学問の聖地」として有名な場所なので、

合格祈願の絵馬

ずらりと並んでいました。

 

学業成就のパワースポットでも

あるのですね。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

 


●Information●

湯島聖堂

●電話 03-3251-4606
●住所 東京都文京区湯島1-4-25 
●交通 メトロ丸の内線「御茶ノ水駅」徒歩1分
メトロ千代田線「御茶ノ水駅」徒歩2分
JR「御茶ノ水駅」徒歩2分
●公開時間 9:30~17:00 ※冬季は16時まで
【大成殿公開(土日祝)】10:00~閉門時間まで
●閉館日 夏季休業:8月13~17日の5日間
年末休業: 12月29~31日の3日間
●入場料 無料
●開館時間や閉館日などは変更となる場合がありますので、詳細は施設にご確認ください。

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