東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。

【大阪・奈良旅】『四天王寺』重要文化財・石舞台と石鳥居

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間を楽しんでいます。

 

数回にわたりご紹介している

四天王寺」の最終回です。

 

さて、

中心伽藍・太子堂・宝物館を訪問し、

頭も心もいっぱいになったので、

そろそろお暇しようかと

中心伽藍の北側を通って、

境内の西へ進もうとしました。

 

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《『四天王寺』境内案内図》©nico

 

ちょうど中心伽藍の北側には

亀の池というのがありますが、

その上に石橋に組まれた舞台

重要文化財石舞台」が

架かっていたので足を止めました。

 

住吉大社の石舞台

厳島神社の平舞台とともに、

日本三舞台」の一つと

なっているそうです。

 

四天王寺では毎年4月22日に

聖徳太子を偲んで

聖霊舞楽大法要

(しょうりょうえぶがくだいほうよう)

が行われます。

 

場所は ↓下の写真の六時堂(工事中)と

その前の石舞台です。

 

六時堂の本尊は薬師如来ですが、

この日は聖徳太子を本尊として、

太子が自らの姿を柳の枝で

写されたと伝わる

楊枝御影(ようじのみえい)」が

安置されます。

 

石舞台は華やかに飾り付けられ、

古来から伝わる作法にのっとった

舞楽が舞われます。

 

↓ 写真では見えにくいですが、

舞台の側面に彫られた「舞台講」とは

この舞台再建に寄進の労をとった

大阪の材木問屋の集まりの名称だそうです。

 

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《『四天王寺重要文化財「石舞台」》©nico

 

石舞台から更に西に進み、

通称・極楽門と呼ばれる

西大門をくぐってまっすぐ進むと、

重要文化財石鳥居(西門)」が

現れます。

 

お寺に鳥居???と思いましたが、

元来鳥居は聖地結界の四門として

古来インドより建てられたもので、

神社に限ったものではないそうです。

 

扁額(へんがく)には

釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中

とあり、

おシャカさんが説法を説く所であり、

ここが極楽の東門の中心である」という

意味だそうです。

 

額はちりとりの形をしており、

全ての願いをすくいとって漏らさない

阿彌陀如来の本願を現しています。

 

また、

この西門の石鳥居から

夕陽を眺めながら念仏すると

極楽浄土へ行けるという

「西門信仰」も盛んになったそうです。

 

現在でも春分の日秋分の日に

夕陽を拝して極楽浄土を観想する修法

「日想観」が行われているそうです。

 

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《『四天王寺重要文化財「石鳥居」》©nico

 

四天王寺は戦災や天災で

多くの建物が焼失されていますが、

今回ご紹介した

1808年(文化5)再建の

石舞台」と

1294年(永仁2)再建の

石鳥居」は

古い建築物として残っています。

 

数回に渡って「四天王寺」を

ご紹介させていただきましたが、

お付き合いいただき

ありがとうございました。

 

次回は時間が余って

大阪の陣で有名な

茶臼山」に行ったので、

ご紹介したいと思います。

(つづく)

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

 


●Information●

四天王寺

●電話 06-6771-0066
●住所 大阪市天王寺区四天王寺1 丁目11 番18 号
●交通 JR・メトロ「天王寺駅」徒歩12分
メトロ「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」徒歩5分
近鉄阿部野橋駅」徒歩15分
●拝観時間 【4月~9月】8:30~16:30(お堂・中心伽藍・庭園)
※毎月21 日・会中8:00 ~7:00
【10月~3月】8:30~16:00(お堂・中心伽藍・庭園)
※毎月21 日・会中(10月を除く)8:00 ~16:30
※お堂の外からのお参りは24時間
●拝観料 【中心伽藍】大人個人300円など
【庭園】大人個人300円など
【宝物館】大人個人500円など
●拝観時間などは変更となる場合がありますので、詳細は寺社にご確認ください。

●参照●

四天王寺ホームページ

聖徳太子の寺を歩く―太子ゆかりの三十三カ寺めぐり(楽学ブックス 古寺巡礼 9)

hitorijikan-nico2.hatenablog.com

 

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