こんばんは!
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
今回は【大阪・奈良】
夫婦ふたり旅の2日目、
奈良『法隆寺』!
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『法隆寺』は1993年(平成5)、
日本初の世界遺産に登録されました。
具体的にはこの地域にある
2つの資産とその緩衝地帯で構成された
「法隆寺地域の仏教建造物」が
世界遺産として登録されています。
理由としては主に以下が挙げられます。
・現存する世界最古の木造建築であること
・仏教伝来後、最初期の仏教建築物で後代に大きな影響を与えたこと
・大陸からの文化交流と日本特有の文化への発展を示していること
・仏教が広く流布される重要な段階だったことを示していること
中国や朝鮮半島から伝わった
建築技術ですが、
もう現地には残っていないので、
広大な敷地を有する境内は
西院伽藍と
(さいいんがらん)
東院伽藍で
構成されています。
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西院伽藍は607年頃に
亡き用明天皇のご遺志を継いで、
妹君の推古天皇と
御子の聖徳太子が建立した
若草伽藍(斑鳩寺)が起源です。
太子の仏教信仰や研究の拠点となりました。
太子薨去後の670年、
長子・山背大兄王を始めとする太子の一族は
蘇我入鹿の軍勢により滅亡してしまいます。
「日本書紀」によれば、
その際に法隆寺も焼失したとされており、
長らく再建・非再建論争が続けられました。
しかし、
その後の調査で710年頃に
現在の位置に再建されたとの考えが
現在は支持されているそうです。
いずれにしても、
飛鳥時代の建築様式を今に伝える
世界最古の木造建築
(具体的には五重塔・金堂・中門・回廊)を
拝観できます。
東院伽藍は
建立された夢殿(ゆめどの)を
中心とする建築群の伽藍です。
聖徳太子の住居であった
斑鳩宮跡地にあたります。
法隆寺は日本一国宝を多く有するお寺で
国宝が39件もあり、
(内、建物18件、彫刻・工芸品21件)
重要文化財は155軒もあります。
また、
約1400年もの間、
修復や保全が絶えず続けられ、
戦禍の中も守り抜かれた奇跡的な存在。
古くから法隆寺を支える大工集団の里が
すぐ近くにありました。
また、
1944年(昭和19)には
戦禍を逃れるために一度解体して、
部材を疎開させているそうです。
修復や再建を通して
飛鳥時代以降の各時代の建築様式を
見ることができるのも特徴です。
次回以降は『法隆寺』について
もう少し詳しく見ていこうと思いますので、
お付き合いいただけたら嬉しいです。
(つづく)
最後までご覧いただき、
ありがとうございました!
●Information●
●電話 | 0745-75-2555 |
●住所 | 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1の1 |
●交通 | JR「法隆寺駅」徒歩20分/バス「法隆寺参道」行き法隆寺参道下車 |
JR「王寺駅(北口)」バス「国道横田・シャープ前・法隆寺前」行き法隆寺前下車 | |
近鉄「筒井駅」バス「JR王寺駅」行き法隆寺前下車 | |
●拝観時間 | 【2/22~11/3】8:00~17:00 |
【11/4~2/21】8:00~16:30 | |
●拝観料 | 個人一般1500円など (西院伽藍内、大宝蔵院、東院伽藍内共通) |
●拝観時間などは変更となる場合がありますので、詳細は寺社にご確認ください。 |
●参考●
「法隆寺」ホームページ
「法隆寺」冊子
「法隆寺iセンター」ホームページ
「建築業界ニュース」ホームページ
「文化庁|文化財」ホームページ
「聖徳太子の寺を歩く―太子ゆかりの三十三カ寺めぐり」(楽学ブックス 古寺巡礼 9)
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