こんばんは!
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
「ひとり時間」で
街歩きを楽しむ中で、
東京の成り立ちや歴史に
興味を持つようになりました。
最近は歴史・時代小説を読んで、
その時代の物語を知ることに
楽しみを覚えています。
気になった小説をランダムに
読んでいるのですが、
できれば江戸時代の初期から
時系列に読めたら、
混乱が少ないし、
もっと理解が深まるかなと思いました。
そこで出会ったのが、
植松三十里著
『家康の海』です。
戦国を勝ち抜いた徳川家康が
後半生で取り組んだ
外交戦略について
主に描かれた作品です。
家康は今川家の人質となっていた時に
僧侶であり今川家の軍師だった
(たいげんせっさい)から
海外という概念を学び、
天下統一後の仕上げとして
外交が重要となってくることを
下記のように教えられます。
”諸外国に認められ、対等な友好関係を築いてこそ、国家としての権威が確立し、国内も長く治まる”
出典:植松三十里著『家康の海』
この作品を読んで、
名前を辛うじて知っていただけの
ヤン・ヨーステン(耶 揚子)や
ウィリアム・アダムス(三浦 按針)が
江戸幕府が開かれる少し前から日本にいて
かなり深く幕府の土台作りに
貢献していたことを知りました。
また、スペイン・ポルトガルの来航を禁止し、
西欧諸国の中ではオランダのみを交易窓口
としたことや、
キリシタン禁制の政策が採られたことの
理由がわかりました。
江戸幕府は外国から侵略されずに
約260年続きましたが、
平和が維持されるように
家康が最後まで尽力した
外交政策について
知ることができる作品です。
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