こんばんは!
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
三田誠広著、
『桓武天皇 平安の覇王』読了。
これまで
飛鳥・奈良時代の小説を中心に
読み進めていましたが、
ようやく平安時代に近づいてきました。
「桓武天皇」と言えば、
千年以上も都として続く
平安京への遷都を果たされたことが
まず頭に浮かびます。
歴史に興味がなかった学生時代の記憶でも
その名は覚えている位に
存在感はありました。
しかし、
意外にも即位したのは45歳と遅く、
そもそも身分の低さと出自の関係で
皇位につくことを期待されていなかった
ということを本書で知りました。
それは桓武天皇の祖父、
志貴皇子(しきのみこ)の頃から
始まります。
古代最大の内乱と言われた
壬申の乱後、
天智朝に代わって天武朝が続きました。
志貴皇子は
天智天皇の皇子として生まれたため
無冠のままで世を去りますが、
当時は藤原氏の台頭により
政事の表に立つ皇族は抹殺されており、
敢えて生き延びるために
酒と歌と女性ばかりの生活を送り、
政事からは遠ざかっていました。
桓武天皇の父、
白壁王(しらかべのおおきみ)も
歌と女性には縁がなかったようですが、
酒浸りの日々を送り、
同じく政事からは離れていました。
桓武天皇も
末端の皇族である父と
百済系の渡来人を母に持ち、
皇族ではなく
官僚として生きていくことを望まれます。
ところが、
桓武天皇の父、
継ぐことになってから、
状況が大きく変化していきます。
桓武天皇の生涯をたどる物語が
描かれています。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
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