こんばんは!
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
飛鳥時代の小説6冊目読了。
八木荘司著
『大和燃ゆ』。
八木氏の
東アジアの中の古代日本をテーマとした
三部作の一つです。
※東アジアの中の古代日本三部作はこちら。
唐・新羅の侵攻から
主に描かれています。
この時代、
大和は斉明天皇のもと、
中大兄皇子が全権をもって執政にあたり、
内臣・中臣鎌足がそれを支えて
政を動かしていました。
朝鮮半島の情勢に対しては
国の守りを固めると同時に
軍事に関しては内臣・鎌足によって
兵馬の才を認められた
阿倍比羅夫と秦田津久を
中心に水軍が編成されていきます。
660年に唐・新羅によって
百済が制圧された後、
百済を再興させるべく、
百済の遺臣に要請されて大和が出征し、
663年の白村江の戦いに
つながっていきます。
歴史の教科書などで
淡々とした記述で勉強した覚えがあります。
単に大国である唐と無謀な戦をして
負けたかのような印象があるだけで、
そこに至るまでの経緯は
よくわかっていませんでした。
しかし、
本作では百済と大和の親交、
秦田津久らが古人大兄の謀反に関わった過去が
尾を引いたことによる戦略への支障、
遣唐留学生・坂合部石積
(さかいべのいわつみ)の活躍など、
敗戦に行きつくまでの
壮大なストーリーが魅力的で
一気に読めてしまいました。
歴史書ではなく小説なので、
様々な解釈があるかと思いますが、
「白村江の戦い」について
大和大敗の背景にあるストーリーに
触れたい方におすすめです!
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
(↓ 時代順)
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