東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。時々家族との時間も書いています。

【明治大学博物館】常設展示室および大学史展示室

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間を楽しんでいます。

 

前回に引き続き、

神保町周辺のお散歩について

書いています。

 

ランチ後は

明治大学博物館』へ。

 

先日「品川歴史館」や

大森貝塚遺跡庭園」を訪問して

考古学に面白さを感じたため、

どこかでまた触れられないかな…と

思っていました。

 

今回、

神保町へ行くついでに検索してみたら、

明治大学博物館』に

考古学」の展示がある

ということだったので訪問しました。

 

ランチ後、

駿河台下の交差点から明大通り

御茶ノ水駅の方向へ北進すると、

左側に博物館が入っている

アカデミーコモン」という

高層の建物が見えてきます。

 

meiji-university-museum
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《『明治大学博物館』博物館のある「アカデミーコモン」》©nico

 

大学ミュージアムはまだ慣れていなくて、

明らかに学生にも教授にも見えない、

ましてや卒業生でもない私が入って

おかしくないかしら…とドキドキしますが、

思い切って入口に向かいます。

 

3人の創立者

建学精神「権利自由」「独立自治」を

表した記念碑を

左手に見ながら通り過ぎると、

入口があります。

 

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《『明治大学博物館』左|記念碑、右|「アカデミーコモン」入口》©nico

 

ガラス張りの建物の中には

学生さんらしき方々が思い思いの場所で

休憩されている姿が見えます。

 

おばさんがお邪魔してもいいかしら…?

あ~ドキドキする。

 

意を決して中に入り、

さっと行先の目星をつけて堂々と進みます。

(大げさかもしれませんが、

不慣れなことに対して

結構チキンなのです…😅)

 

入口から直進し、

博物館を指し示す看板を見たら、

近くのエスカレーターで

地階まで下ります。

 

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《『明治大学博物館』左|博物館案内板、右|博物館へのエスカレーター》©nico

 

エスカレーターを下りて右側に

博物館常設展示室

および大学史展示室があります。

 

今回のメインは「考古学」なので、

他はさらっと見ようと思いました。

 

まず「大学史展示室」。

 

明治大学のあゆみ、

創立者やマスコット、

著名な卒業生などが紹介されています。

 

1881年(明治14)、

法学の普及を目指して

明治法律学校」として

開校されたのですね…

 

先程訪れた「大学発祥の地」では

1877年(明治10)に

東京大学が創立して「日本初の大学」と

言われているそうなので、

明治大学の創立もかなり早いです。

 

最初は先程の創立者名の教員と

44名の学生のみでしたが、

今や当大学が輩出した卒業生は

60万人を超えるそうです。

 

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《『明治大学博物館』大学史展示室》©nico


常設展示室」へは

階段かエレベーターで

さらに地下2階へ下ります。

 

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《『明治大学博物館』常設展示室へは更に階下へ》©nico

 

「常設展示室」には

商品刑事考古

3部門があります。

 

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《『明治大学博物館』地下2階の常設展示室》©nico

 

一番手前は「商品」部門。

 

昭和戦後から現代までの

特徴的な商品が

時系列に並べられています。

 

例えば、

戦後は経済復興の中で

プラスチックやタイル、合板などの

新素材の製品が産み出されました。

 

そして、

1956年の経済白書で

もはや戦後ではない」と記され、

高度経済成長期に入ります。

 

工程の機械化や新技術の導入により、

伝統的手工業製品は

日常用品からは姿を消していきますが、

国民の生活水準向上を背景に

花器や金蒔絵の重箱、晴れ着など、

贈答品や慶事などに用いられる高級品市場に

一定の持ち場を得ていました。

 

1974年、

当時の通商産業省

伝統的工芸品産業の振興に関する法律

を制定。

 

国として伝統工芸が

再評価される動きがある一方で、

工芸品産業の規模は縮小し、

存続する工芸品の多くは

美術作品や装飾調度品へと

性格を変えて行きます。

 

現代では淘汰の時代を経て、

高い品質が世界的な評価を受けたり、

SDGsの観点からも

多品種少量・高付加価値の

伝統的工芸品復権

見られるそうです。

 

さらっと見るつもりが、

時代と共に商品に対する

価値観の変化が伺えて

面白かったです。

 

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《『明治大学博物館』常設展示室|商品部門》©nico


次は「刑事」部門。

 

現代の法と社会を考える

きっかけとなるよう、

古代から近世の刑法典や

江戸時代の警察・裁判・刑罰に関わる資料が

紹介されています。

 

古代の基本法(名例律)の写本、

御成敗式目武家諸法度などが

展示されていました。

 

写真は撮らなかったのですが、

拷問・刑罰に関わる道具(複製品)は

インパクトあって

見ているだけで怖くなりました。

 

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《『明治大学博物館』常設展示室|刑事部門》©nico

 

最後に「考古」部門。

 

こちらでは

重要文化財に指定された

群馬県岩宿遺跡

埼玉県砂川遺跡

神奈川県夏島貝塚

栃木県出流原遺跡

出土資料も展示されています。

 

当大学の旧石器時代古墳時代

様々な研究成果が見られます。

 

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《『明治大学博物館』常設展示室|考古部門》©nico

 

今回のメインは

「考古」部門だったのですが、

わかりやすい一般向けの

郷土資料館と違って、

やっぱり専門的な内容でした。

 

ちょっとは勉強したし、

所々で大変興味深かったのですが、

表面的にしか理解できていないことが

よくわかりました(がくん…😓)

 

ただ、

以前は足も向けなかったことを考えると、

表面的に理解できるだけマシと考えて

次につなげたいと思います。

 

いつかもう少し理解できる時が

来たらいいな~😊

 

次は特別展示・連続テレビ小説

「虎に翼」展についてご紹介します。

 

ちなみにドラマは

タイトル位は知っていますが、

全く見たことがなく、

本展で内容を知りました…

(つづく)

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

 


●Information●

明治大学博物館

●電話 03-3296-4448
●住所 東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階
●交通 JR「御茶ノ水駅」から徒歩5分
メトロ「新御茶ノ水駅」徒歩8分
メトロ半蔵門線都営三田線神保町駅」徒歩10分
●開館時間 【月~金】10:00~17:00(入館は16:30まで)
【土】10:00~16:00(入館は15:30まで)
●休館日 日・祝、夏季・冬季など
●入館料 無料
●開館時間や休館日などは変更となる場合がありますので、詳細は施設にご確認ください。

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