東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。時々家族との時間も書いています。

【お散歩】『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』日本考古学発祥の地

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間を楽しんでいます。

 

前回に引き続き、

大森貝塚」周辺の

お散歩についてです。

 

●今回のお散歩(大井町~大森)●
日本考古学発祥の地「大森貝塚」周辺をお散歩しました。

1.【史跡】大森貝墟の碑(大田区)

2.【お散歩】桐畑地下道

3.【ランチ】Faifo(ベトナム料理)

4.【史跡】大森貝塚遺跡庭園(品川区)《本ページ》

5.【カフェ】hinata cafe

 

ランチ後はいよいよ

今回の目的である

大森貝塚遺跡園』へ。

 

1877年(明治10)、

アメリカ人生物学者

エドワード・S・モース博士が発掘した

大森貝塚が庭園として整備されています。

 

モース博士は横浜から新橋へ

汽車に乗って移動中に

大森駅付近で貝塚を発見しました。

 

日本初の学術的発掘であり、

日本考古学発祥の地」と

言われています。

 

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《『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』正面入り口》©nico



庭園の正面入口を入る手前には

品川区の遺跡を示した地図も。

 

大森貝塚は品川区の遺跡の中では

一番南に位置します。

 

JR東海道本線沿いに

貝塚が多いこともわかります。

 

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《『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』正面入り口手前にある「品川区の遺跡」地図》©nico

 

入口を入って、

緑の多い公園の敷地に進みます。

 

まず、

公園内の地図を確認。

 

何だか丸っこいエリアがたくさん。

 

閉門時間は月によって違うようですね。

 

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《『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』公園内地図や閉門時間》©nico

 

正面入口からまっすぐ進んだ右手に

貝塚学習広場」が。

 

公園内地図を見た時に

勝手に資料館のようなものがあるのかと

思い込んでしまったのですが、

文字通り屋外の広場。

 

広場内に貝塚を含めた縄文時代に関する

説明が書かれた案内板が

いくつか置かれています。

 

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《『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』貝塚学習広場》©nico


更に進んで公園の中心に向かうと

30分おきにミストが出る

縄文の広場」と

縄文土器と地層をイメージした

地層の回廊」が

あります。

 

全体的に土っぽいイメージ。

 

ミストではお子さんが

キャッキャッと嬉しそうに

遊んでいました。

 

地層の回廊は日陰になっていて、

その下でお弁当を食べている人もいました。

 

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《『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』左|縄文の広場、右|地層の回廊》©nico

 

「地層の回廊」は上に上がることもでき、

公園内を一望できます。

 

お天気もよかったので、

園内で休憩している人がちらほら。

 

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《『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』地層の回廊の上から撮影》©nico

 

「縄文の広場」の左手には

モースの広場」。

 

モース博士の胸像

博士生誕の地・ポートランドとの

姉妹都市記念碑があります。

 

モース博士は出土品を眺めています。

 

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《『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』モース広場|モース博士の胸像と奥に姉妹都市記念碑》©nico

 

「モース広場」から細道に入り、

道なりに東へ歩いて行くと、

波のオブジェ」があります。

 

縄文時代には海岸線だったところです。

 

オブジェより先は崖になっているので、

海岸線だったことが実感できます。

 

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《『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』波のオブジェ》©nico

 

「波のオブジェ」から

更に道なりに南へ進みます。

 

公園内地図の中では

途中で発見された地点を示す

貝塚跡」があるはずなのですが、

なぜか見つけられず…

そのまま進みました。

 

少しすると、

実物の貝層を利用して貝塚を復元した

貝塚展示ブース」が見えます。

 

白い丸っこい屋根に覆われています。

 

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《『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』貝塚展示ブース》©nico

 

最後に「大森貝塚の碑」へ。

 

モース博士の発見を記念し、

1929年(昭和2)に建てられました。

大田区の石碑は昭和5建立)

 

大森貝塚の碑は

先日ご紹介した大田区

今回の品川区の2箇所にあります。

 

モース博士の記録の中で発掘場所の詳細が

書かれていなかったためですが、

長らく大田区説と品川区説の

両方があったそうです。

 

その後の調査で、

今は品川区が発掘場所だったことが

わかっています。

 

品川区の石碑は

貝塚展示ブース」から南東方面に向かった

公園内外れの低い場所にあります。

(ちょっとわかりにくい…)

 

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《『大森貝塚遺跡庭園(品川区)』大森貝塚の碑》©nico

 

大森貝塚」は

歴史にそんなに興味がない時から

名前くらいは知っている場所だったし、

期待が大きかったのかもしれません。

 

公園としては静かで緑も多くて

最高な場所ですが、

正直「大森貝塚」目当てで行くと、

情報量が少なくて少々驚きます。

 

先日ご紹介した

品川歴史館」の2階にある

モースコーナーを併設したライブラリーでは

多少モース博士や大森貝塚の情報があるので、

先にそちらに行かれることをおすすめします。

(徒歩5分位)

hitorijikan-nico2.hatenablog.com

 

また、

今回は気づくのが遅くて行けてないですが、

大森駅付近には下記遺跡や史跡もあるので、

ご参考ください。

 

●「考古学発祥の地」碑

(JR京浜東北線大森駅ホーム)

 

●弥生遺跡の看板

(東京都大田区山王2丁目11−10)

 

次回は最後に一息つきたくて

大井町のカフェに寄りましたので、

ご紹介します。

(つづく)

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

 


●Information●

大森貝塚遺跡庭園

●住所 東京都品川区大井6-21-6
●交通 JR「大森駅」北口徒歩5分
●開園時間 【7-8月】9:00~18:00
【11-2月】9:00~16:00
【上記以外】9:00~17:00
入園料 なし
●開園時間などは変更となる場合がありますので、詳細は施設にご確認ください。

●参考●

「品川歴史館」ホームページ

品川区史跡散歩平野栄次

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