こんばんは!
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
八木荘司著、
を読みました。
産経新聞に掲載されていた記事が
単行本化されており、
全部で5つのシリーズになっています。
「日本建国篇」は
主に下記の内容が描かれています。
・諸葛孔明、司馬仲達、卑弥呼の関係
・神武東征と卑弥呼の邪馬台国との関係
・欠史八代について
史跡や地名などの傍証を検証しながら、
著者が仮説を立てています。
小説というよりは
ノンフィクション形式の作品です。
私にとって古代史は
卑弥呼が出てくることで
度々混乱していました。
卑弥呼は
記録されている人物として
無視できない存在ですが、
色々と説があります。
例えば、
モモソヒメだった?とか、
統治していた邪馬台国は九州なのか?
奈良なのか?とか。
それらの説が入ってくると、
年代や場所などに関して、
私の頭の中で整合性が取れなくなり、
フリーズしてしまいます。
だから、
古代史=苦手となって
敬遠していました。
最近になって
やはり古代史が気になるようになり、
本書を手にしたところ、
歴史は断定するのは難しいですが、
著者の論理的な推察により、
私の中で時代の流れや動きに線が引けて、
一定の理解ができました。
また、金印や100枚もの銅鏡が
魏から卑弥呼に贈られた理由や、
天皇の妃たちの出身によって
当時の勢力範囲を考察するなど、
とても興味深い内容でした。
一つの歴史の考え方かもしれませんが、
古代史を一旦整理して理解したい方に
大変おすすめです。
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