こんばんは!
都内在住アラフィフ主婦のnicoです。
ひとり時間を楽しんでいます。
今週のお題ですが、
まさに最近読んだ本が
「名作」だと感じました。
尾﨑桂治著
昨年から歴史小説を読むことにハマり、
最近は飛鳥~奈良時代のことが
描かれた作品を行きつ戻りつしながら
読んでいます。
早く次の平安時代に
移りたいと思いながら、
どうしても飛鳥~奈良時代に
留まっています。
改めて理由を考えると、
現在の国の成り立ちの原点でもある
時代なので興味深いということも
言えるのですが、
どの作品を読んでも
どうしても疑問点が残ってしまい、
抜け出せないということも言えます。
やはりこの時代は
圧倒的に残された史料が少ないため、
作者の想像力で補っている部分が多いので
一つの説としてはいいと思いますが、
自分の中で点が線につながらない場合もあり、
モヤモヤが残ります。
歴史を研究している著者が
500冊以上の文献等を参考にし、
構想に10年以上、
執筆に5年の歳月をかけた作品です。
「蘇我稲目と馬子の時代」、
「白村江の戦いと壬申の乱」、
「律令国家への道」の
3部作となっており、
まだその1作目を読んだだけですが、
かなり読み応えを感じています。
起きている状況と
登場人物の心理や考え方の描写が
一致しているので、
読み進める毎に
点が線につながっていきます。
特にどの小説や歴史書を読んでも
腑に落ちなかった
天皇に即位しなかったことや、
遣隋使が派遣された時の
「日出国の天子~」から始まる国書の
裏事情なども興味深く、
全体を通して
違和感なくすっきり読めました。
『飛鳥京物語』の3部作を読んだら、
ようやく飛鳥~奈良時代を
卒業できる気がします。
飛鳥~奈良時代の流れを掴みたい方や
これまで得た情報を整理したい方にも
おすすめです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
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