東京ひとり時間

無趣味だったアラ50主婦。「ひとり時間」を楽しんでいる内に充実した日々を送れるようになってきました。そんな日々の記録です。

●ひとり時間に重要文化財巡り●三井本館(日本橋):昭和初期竣工の本格的オフィスビル

こんばんは!

都内在住アラフィフ主婦のnicoです。

ひとり時間の楽しみ方を模索しています。

 

最近、重要文化財巡り

ハマっています。

 

昨年末に

日本橋をひとり散歩した時に、

重厚感のある建物を目にして

気になったのがきっかけです。

 

江戸後期から昭和初期の

激動の時代の中で

日本の建築近代化

推進されていきました。

hitorijikan-nico2.hatenablog.com

 

三越日本橋本店ばかり

目に入っていたのですが、

ふと隣を見ると

三井本館がありました。

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日本橋室町:国指定重要文化財の三井本館(1929年(昭和4)竣工)》©nico

竣工昭和4年(1929)

建築:トローブリッジ・アンド・リヴィングストン事務所(設計監理)、

ジェームズ・スチュワート社(施工)

重文指定年:平成10年(1998)

特徴関東大震災で被災した旧本館(明治35年(1902)竣工)を一新するかたちで昭和4年(1929)に再建した、重厚かつ華麗な意匠を持つ建物。鉄骨鉄筋コンクリート造(地上5階(1階に中2階が連続するため実質7階)・地下2階)の構造をもつ。最初から三井財閥を形成する複数の企業本社の入居予定があったため、地下1階のアメリカ・モスラー社製造の大金庫(直径2.5m・厚さ55cm・重量50t)など、オフィスビルの拠点的な機能を有していた。設計監理・施工はニューヨークに拠点を置く組織だったため、アメリカの最先端の設計・施工技術が用いられている。


 

三井本館は

三井財閥の本拠地

として建設されました。

 

関東大震災の復興を機に

三井財閥を形成する複数の企業本社

(三井合名会社・三井銀行・三井信託・

三井物産三井鉱山など)が入居して

業務を行う計画があり、

本格的オフィスビルとして

建築されました。

 

壮麗(Grandeur)、

品位(Dignity)、

簡素(Simplicity)の

3つの要素を具現化したそうです。

 

三井記念美術館もこのビルの

7階に入っているそうなので、

今度は中にも入ってみたいです。

 

そして、日本橋室町の中央通り沿いに

三井本館日本橋三越本店

並ぶ景色は、

思わず二度見してしまうような

重厚感が漂っていました。

 

改めて旧三井財閥の威光を感じました。

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日本橋室町:中央通り沿いの三井本館(左奥)と日本橋三越本店(左手前》©nico

 

nico's memo:

文化財
日本の長い歴史の中で生まれ、はぐくまれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産。このため国は文化財保護法に基づき重要なものを国宝、重要文化財、史跡、名勝、天然記念物等として指定・選定・登録し、保存を図っている。さらに、日本を代表する文化遺産の中から顕著な普遍的価値を有するものをユネスコに推薦し、世界文化遺産への登録を推進。
有形文化財
建造物、工芸品、彫刻、書跡、典籍、古文書、考古資料、歴史資料などの有形の文化的所産で、日本にとって歴史上、芸術上、学術上価値の高いものを総称して「有形文化財」と呼ぶ。
国宝・重要文化財
有形文化財のうち、重要なものを「重要文化財」に指定し、さらに世界文化の見地から特に価値の高いものを「国宝」に指定して保護を図っている。

 

●近隣情報●

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●参考●

文化庁ホームページ
文化庁国指定重要文化財等データベース
中央区ホームページ 
三井広報委員会ホームページ
コトバンク

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